仕事を知る グループホーム

地域に居住し、認知症の診断と要支援2~要介護5の認定を受けた65歳以上の人が、少人数で共同生活を送る「認知症対応型共同生活介護」の施設です。身の回りの家事などをスタッフがサポートしながらできるだけ自分で行うことで、住み慣れた地域での自立した暮らしと認知症状の緩和を目指します。

主な仕事内容

グループホームで具体的に行う業務・仕事内容について

生活援助

調理・洗濯・掃除といった身の回りの生活のサポートを行います。
基本的に家事全般はご利用者本人に行っていただきますが、
日常動作が十分にこなせない方にはサポートをしていきます。

健康管理

利用者の体温・血圧・脈拍を計測し、健康状態の確認をはじめ、服薬管理を行います。
毎回記録することで些細な体調の変化にも気付けるため、大切な業務です。

入浴介助

浴室までの誘導・脱衣・洗髪のサポート、入浴後には髪を乾かし、身だしなみを整えます。
体調の変化や怪我がないかを確認するためにも重要な業務です。

食事準備・介助

刻み食やとろみ食など利用者に合わせて3食(朝昼晩)を準備・配膳し、食事中には誤嚥をしないよう見守ります。食後には歯磨きなどの口腔ケアや必要に応じて服薬をサポートしていきます。

排泄介助

定期的に声掛けをし、トイレへ誘導、排泄介助を行います。
利用者の状態によっては拭き取りやおむつ交換などのサポートを行います。

レクリエーション

季節ごとの行事などの際に、準備していたレクリエーションを行います。
内容は体操や折り紙などの工作、書道や手芸、カラオケなど、施設によって様々です。
利用者が安心して楽しい時間を過ごせるように内容を考えたり、リラックスした雰囲気づくりを心がけましょう。

夜間の見守り

夜間の入居者の見回りを行います。認知症の方は徘徊などの心配もあるため夜間の見回りは重要です。夜間の急な体調変化のような緊急時は医療機関への連絡なども行います。

介護記録

食事量・水分摂取量・入浴など提供した介護サービスの記録を行います。
記録を残すことでサービスの課題やご利用者の体調変化を把握できるため重要な業務です。

申し送り

シフト交代時に仕事を後任の担当者に引き継ぐため必要事項を伝えます。 口頭、連絡ノートなどで仕事の進捗度合いや自分の担当時間内にあったこと、利用者さんに起こった体調不良などの変化、次の時間帯に行う処置などの必要な指示を共有します。

職種や資格について

施設長

必須資格(下記いずれか)
■介護福祉士 ■介護支援専門員
■認知症介護実践者研修(※)
■認知症対応型サービス事業管理者研修(※)

(※)未修了の方は入社後に研修を受講いただきます。研修費用は会社が支援します。

副施設長

必須資格(下記いずれか)
■介護福祉士 ■介護支援専門員 ■実務者研修(ヘルパー1級、基礎研修)

計画作成担当者

■介護支援専門員
■認知症介護実践者研修修了(※)

(※)未修了の方は入社後に研修を受講いただきます。研修費用は会社が支援します。

介護スタッフ

無資格可

夜勤専従介護スタッフ

必須資格(下記いずれか)
■介護福祉士
■実務者研修(ヘルパー1級、基礎研修)
■初任者研修(ヘルパー2級)

看護師

■正看護師

調理スタッフ

無資格可

1日の流れ

グループホームの仕事の1日の流れの例をご紹介します。

7:00~9:00

■出勤・申し送り・起床介助

出勤後ユニフォームに着替えたら別シフトの職員から申し送りを受け、ご利用者の様子や連絡事項を把握します。その後は起床介助、口腔体操、朝食の配膳・介助、衣類やリネンの洗濯やお風呂の準備、ゴミ捨てなどを行います。

9:00~11:00

■生活支援・入浴介助

洗濯物干しや掃除などの家事をご利用者と一緒に行います。その後はご利用者の体調を確認。浴室へご案内し入浴介助を行います。お体の状態に異変がないかを確認しながらおしゃべりをして個別にコミュニケーションが取れる大切な時間です。

11:00~13:00

■昼食準備・昼食・口腔ケア

フロア内のキッチンで昼食を準備。下ごしらえや配膳などご利用者にも可能な限りお手伝いいただきます。食事の前には嚥下運動を一緒に行い、昼食時は必要な方へ食事の介助を行いながら、誤嚥が起こらないよう見守ります。食後は歯磨きなど口腔ケアを行います。その間スタッフは交代しながら、それぞれ1時間の休憩を取ります。

14:00~15:30

■レクリエーション・家事作業・身体介助

体操やレクリエーションを通して手足を動かし頭を使うことで心身の健康を保ちます。レクリエーション後はおやつの準備や
トイレ誘導・排泄介助・移乗、移動介助を行いつつ、お一人おひとりの体調に合わせてお昼寝やご利用者と一緒に乾いた洗濯物を取り込んでたたむなどの家事を行います。

15:30~16:00

■介護記録・申し送り・退勤

ご利用者の様子を見守りながら介護記録の記入や連絡ノートへの必要事項の記載を行います。他のスタッフへ申し送りを行ったら退勤です。お疲れさまでした!

その他の仕事を知る

  • 在宅介護

    通所介護・デイサービス

    昼間の時間ご自宅から送迎車でデイサービスセンターに通い、さまざまなレクリエーションや体操、リハビリ・機能訓練のほか、食事や入浴といった生活援助を合わせて受けることができるサービスです。 特に弊社は「入浴」と「認知症予防プログラム」に力を入れています。

  • 在宅介護

    小規模多機能型居宅介護

    自宅での介護はご家庭によって様々な事情があります。小規模多機能型居宅介護は、そんな様々な事情に応える介護サービスです。 通所・訪問介護・宿泊など、時と場合に応じた介護サービスができます。

  • 在宅介護

    看護小規模多機能型居宅介護

    住み慣れた地域で、ご自宅を終の住み処として安心して暮らし続けたい高齢者の方のためのサービスです。 小規模多機能型居宅介護と同様の、通い・訪問介護・宿泊に加え、介護サービスだけではなく医療的ケアが必要な方には訪問看護もご利用いただけます。

  • 在宅介護

    訪問介護

    介護を必要とされる方のご自宅にホームヘルパーが訪問して生活のお手伝い(自立支援のためのお手伝い)をさせていただきます。住み慣れた我が家で介護サービスを受けたい方や、寝たきりの方などにご利用いただいています。

  • 施設介護

    ホスピスホーム

    難病や末期がんの方へ、介護・医療・看護のチームケアで、ご本人や家族の意思を尊重しながら適切な専門治療や緩和ケア、介護をご提供することで、最期までその人らしい暮らしを送れるように支え続ける施設です。

  • 在宅介護

    居宅介護支援

    要支援または要介護認定を受けた方の状況やご要望にもとづいて目標を設定し、それを達成するためにどのような介護サービスをいつ、どの程度利用するのかなどをまとめ、最適なケアプランを作成します。

  • 在宅介護

    訪問マッサージ

    寝たきりや歩行困難など日常生活動作(ADL)が低下した方へ施術を行い疼痛を緩和、浮腫を改善、関節可動域を拡大し 筋力を維持・回復することで、日常生活におけるさまざまな動作の改善が期待できる「訪問医療マッサージ」をご提供します。 患者様お一人おひとりの状態に合わせ、無理のない施術を行います。

  • 施設介護

    介護付有料老人ホーム

    65 歳以上の方であれば要支援・要介護認定を受けた方や介護認定を受けていない方も 終の棲家として暮らしを営める介護施設。 都道府県から認定を受け運営しており24 時間スタッフが常駐し「生活支援」「介助サービス」を提供しています。

  • その他

    福祉用具レンタル・販売

    全国で展開する各種介護サービスの実績をもとに、「ご本人・ご家族にとって、いつ・どこで・何が必要か?」それぞれの状態やご要望に応じて、本当に必要な福祉用具をご提案・ご提供しています。

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